カーテン選びのコツ

カーテンの選び方には、いろいろな選択肢があります。そこに暮らす方のデザインやカラーの好みをはじめとして、部屋との調和、機能性などを考え、ベストな選択をしたいものです。カーテン選びの参考に、いくつかヒントを挙げさせていただきます。

>>色柄で選ぶ >>部屋別で選ぶ >>テイストで選ぶ >>機能で選ぶ

色柄で選ぶ

カーテンの色柄は部屋の印象を決める大きなポイントになります。アイボリー、ベージュ、ブラウンなどのナチュラルカラーは周囲と調和しやすく、落ち着いた雰囲気を作ります。レッドなど色彩の濃いものは重厚感がありますが、きつい印象になりがちなので要注意です。柄については代表的なものをあげました。

 

カラーで選ぶコツについては【カーテンをカラーで選ぶコーディネート術】をご覧ください。

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無地

柄のない無地カーテンは生地の素材や質感で印象が決まります。カラーはいろいろありますが、無地を部屋の雰囲気に合わせて使いこなすのは、なかなか難しいもの。無地を効果的に利用できれば、カーテンの達人といえます。

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チェック

楽しくカジュアルな雰囲気になり、子ども部屋によく使われる柄です。輸入物は色合いがきれいで、リビングに使えるような高級感のあるものもあります。

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ストライプ

縦縞はラインの太さや間隔によってクラシックからカジュアルまで演出できます。ラインの幅が広ければクラシック、細ければカジュアルな印象になります。ストライプも輸入物には重厚感あふれるものがあり、高級感のある部屋によく似合います。

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ボーダー

横縞はもっともカーテンに向いているといわれる柄です。視覚的に周囲の空間が広く見え、ワイドな印象になります。室内に合わせやすく、和風な雰囲気にも自然になじみます。

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ドット

円形や水玉の模様を配したものです。キング・オブ・カジュアルと呼ばれ、明るくかわいい印象になるので、若い女性におすすめです。原色やパステルなど色で表情が変わり、フェミニンな部屋づくりに似合う柄です。

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花柄

花柄はクラシック、カジュアル、エレガントまで幅広く使われる模様で、少女趣味のかわいらしいプリントから、重厚なジャガード織りまで存在します。特長は色使いで表情が変わること。ダークな色彩の花柄などは高級感があり、どのような環境にも似合うので重宝します。

部屋別で選ぶ

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リビング・ダイニング

外に出入りする掃き出し窓があるならカーテンが最適です。汚れやすいので洗濯できる布地のカーテンを取り付けておけば万全。大きい窓にはカーテンがおすすめで、プリントよりは織りがしっかりしたものを選びたいものです。色柄はあまり主張してこないものが落ち着き、ベージュ、ブラウン、淡いグリーン系などが多く見られます。

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寝室

人間の脳は光を感知すると活動をはじめ、暗くなると休息、睡眠に向かうことが分かっています。静かな深い眠りを得るためには、光をシャットダウンすることが肝心です。したがって、寝室のカーテンは、遮光性が高く、保温性のあるものを選びましょう。色は床や壁に調和させ、柄は無地系にするなど、なるべく落ち着いた雰囲気をつくるようにします。ブラウン系やグリーン系などの柔らかい色合いがおすすめです。

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書斎

読書や執筆などに集中しやすい環境、それはダークなイメージの室内です。小さめな窓が多いため、木製ブラインドやロールスクリーンを取り付ければベストでしょう。書斎は男性の領分であることが多く、ご主人の好みが活かされる場所です。色は濃いブラウン、紺などが多く、柄は無地やストライプが落ち着きます。

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子ども部屋

子どもはイタズラをするのが仕事のようなもの。窓にシェードやロールスクリーンがあると、どうしても壊してしまいがちです。子ども部屋にはやはりカーテンがおすすめ。長く使え、汚したときもすぐに洗えます。あまり遮光性の高いものを使わず、朝の光で寝起きがよくなるようにしているご家庭が多いようです。色柄は本人の好みで何でも通用しますが、10年以上使うものですから、選ぶときには今の年齢+10で考えましょう。かわいいキャラクターなどにしてしまうと、成長したとき違和感が出てしまいます。

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和室

木と畳で構成された和室の窓まわりといえば障子が定番ですが、最近は和テイストのカーテンやプリーツスクリーンもよく使われています。腰高窓や掃き出し窓がある場合はカーテンの方が扱いやすく、年配の方にも安心です。プリーツスクリーンは和モダンな雰囲気になり、最近では若い方にも支持されておりますが、メンテナンスに手間がかかるという面もあります。和室の窓まわりは畳に合う色として、抹茶を渋くしたようなグリーンがおすすめ。柄は壁やふすまに合わせて決めます。プリーツスクリーンに関しては和紙風の素材が人気があります。

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小窓

階段やバスルームなどの小窓にも目隠しが必要な場合もあります。ここではシェードやロールスクリーンがよく使われます。特にバスルームでは水に強く扱いやすいブラインドがおすすめで、入浴のついでにシャワーを掛けて掃除できます。ただしブラック系(ブラインド)は石けん垢が目立つので避けましょう。

テイストで選ぶ

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モダン

現代アートのような洗練された印象のモダンテイスト。大胆なものが多く、色彩はモノトーンか原色で、中間色はあまり使われません。柄は幾何学模様か無地が代表的です。作風によってクラシックモダン、カジュアルモダン、シンプルモダンなどに分類されます。

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エレガント

上品で女性好みのエレガントテイスト。白やピンクを基調に、花柄などをあしらった、やわらかいイメージが広く愛されています。また、ロココ調などネオクラッシク時代を思わせるスタイルも人気で、色合いによっては、上品でいて高級なイメージがヨーロッパの上流階級を思わせます。

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カジュアル

カジュアルテイストとひと口に言っても、キュートなものからモダンテイストなものまであり、チェックやドット、アルファベットなど柄も多彩です。それだけに、選ぶ人のセンスや用途によって様々な表情となりますが、総じてお部屋の印象は明るく華やかな雰囲気となるのが特徴です。

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クラシック

色彩は濃い目で、伝統的な柄を配し、窓周りには上飾りなどのデコレーションが配される格調高いスタイルがクラシックテイストの特徴です。リビングや寝室に採用されることが多く、濃紺や深紅が似合います。白い壁の場合はそれに合わせてホワイト系にする場合も。シャンデリアのある部屋にベルベット調のカーテンが掛かるなど重厚な雰囲気になります。

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カントリー

アーリーアメリカンやログハウスに代表されるカントリー調。永遠のベストセラー「赤毛のアン」の世界といえば分かりやすいでしょうか。窓まわりを建物や家具とコーディネートすることで、ぬくもりのある優しい空間を演出できます。カーテンはチェック柄や花柄がよく似合います。

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日本の伝統的な色柄を生かしたテイスト。微妙な色彩感覚を駆使しながら、花鳥風月などの柄を描いたものや、一転和紙のような素材感あふれる無地のものなど、印象的な商品が多く見られます。センスよく選べば、和室ばかりでなく洋室にも美しくコーディネートできます。

機能で選ぶ

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遮光

光を通さないもの。遮光カーテンは糸や織り方などを工夫し、光を遮る性能を持たせています。遮光性能によってグレードがあり、1級は閉めた時に人の顔や表情が識別できないレベル、2級は人の顔や表情が分かるレベル、3級は人の表情は分かっても事務作業には暗いレベル、となっています。書斎、寝室など用途に適したものを選びましょう。また、窓とカーテンの間には構造上どうしても空間ができます。光が漏れてこないようにするためには、カーテンボックスを使う、サイドをリターン型にする、丈も床につく長さにするなどの配慮が必要です。

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遮熱

ボイルやレースなどの薄地カーテンは、太陽光による室温上昇を抑え、冷暖房効果を高め、快適性と省エネルギーに貢献します。明るさを確保しつつ、熱を防ぎたい場合に適しています。遮熱レベルは赤外線の透過率や反射率により異なりますので、購入時にご相談ください。

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遮音

音を吸収する素材を使い、織り方を工夫することで、遮音性に優れたカーテンができます。これを窓に取り付けることで、外部の音が室内に伝わることを緩和します。飛行機、鉄道、自動車の騒音や近隣の生活音が気になる場合におすすめします。

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防炎

燃えにくく、万一の火災などの時に防炎性を発揮するカーテンです。基準を満たした商品には「防炎マーク」(社団法人日本インテリアファブリックス協会認定)や「住宅防火安心マーク」(住宅防火対策推進協議会認定)などが付けられ、目安となっています。

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ウォッシャブル

カーテンを家庭で洗濯したいというご要望にお応えする商品です。輸入カーテンには洗濯できないものが多いですが、国産商品には「洗濯機で洗えます」、「収縮がほとんどありません」、「早く乾きます」というウォッシャブル基準(社団法人日本インテリアファブリックス協会認定)を満たした商品があります。

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ミラーレース

光の反射機能を持たせることで、昼間は外部から室内を見えにくくします。プライバシーを守りたいとお考えの方に適したカーテンです。なお、昼夜を問わず室内が見えにくくなる生地もありますのでご相談ください。これらは赤外線が差し込むことによる室温の上昇を抑え、紫外線によるインテリアの日焼けを防ぐ効果もあります。

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