カーテンは寸法が命

カーテン、シェード、ブラインド、ロールスクリーンなどをオーダーメイドする場合、デザインや素材も大事ですが、基本的な要素として寸法(サイズ)を正しく計測しなくてはなりません。これはカーテンの布地そのもののサイズという意味もありますが、レールやフサカケを取り付ける位置や、周囲のインテリアとの空間の取り方など、いろいろな要素があります。

カーテンのサイズで注意したいこと

 

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サイズが短かったためにおこった光漏れ

 

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フサカケの位置を微妙に調整することで収めた際の見栄えが変わってきます。

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レールの高さを測るさいはランナーから測ります

注意点①
カーテンのサイズを決める時は、その窓に対してどのくらいの大きさにするかをよく考えましょう。居間や寝室にドレープカーテンを掛けるときなどは、光もれを起こさないように少し大きめのサイズにしなくてはなりません。窓をしっかり覆うことで、光もれを防ぎ、保温性もよくなります。

 

 

 

注意点②
カーテンの布地が厚く、ヒダが深い場合は、左右に開いた時にボリューム感のあるタマリができます。このタマリのことを考えてレールを取り付けないと、カーテンが窓に掛かり、窓がせまく感じられます。フサカケの取り付け位置も、微妙に調整しなくてはなりません。レールやフサカケなどの部品もきちんと寸法を考えて取り付けるようにしましょう。

 

 

 

注意点③
マンションなどで既存のレールが付いている場合、カーテンの高さをついそのレールから測ってしまいがちですが、正確にはレールについているランナーから測ることが必要です。それによりカーテンが窓に対して適正な高さになります。寸法を測るにはこうしたちょっとしたコツがあり、それがカーテンの見た目に大きく関わってきます。

窓まわりにある障害物のことも考える

カーテンの寸法でもうひとつ意識しなくてはならないのは、窓のまわりに邪魔なものがないかという点です。よくある障害物としては、エアコンが筆頭に挙げられます。それ以外にもインテリアや家具などが置かれている場合があります。これらを上手に回避することが必要です。寸法を決める時は、カーテンを取り付ける環境もしっかり観察しなくてはなりません。

カーテンの寸法を決める時の盲点①「壁面の下地」について

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通常はまず、拳で叩いて確認します。経験のあるスタッフであればこの時の打音で多方判断できます。

 

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特殊な工具で下地の厚みなどを確認することもあります。

経験豊かなカーテン施工スタッフならともかく、一般のお客さまがつい見落としてしまうポイントがあります。

それは、カーテンレールやフサカケを取り付ける位置の壁面に下地があるかどうか、ということです。これを確認してから寸法を確定しないと、いざ取り付けた時にカーテンが不安定になるおそれがあります。

壁に下地がない時は、下地のある位置を探して、そこから寸法を採らなければなりません。それによってカーテンの大きさ、レールの長さ、フサカケの位置なども若干変わってきます。この下地への配慮が、寸法を測る時の盲点と言えるでしょう。

通常はまず、拳で叩いて確認します。(写真上)経験のあるスタッフであればこの時の打音で多方判断できます。また、特殊な工具で下地の厚みなどを確認することもあります。(写真下)

カーテンの寸法を決める時の盲点②「外からの景観」について

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収まりが計算されていると、外からの景観を損ねません。

カーテン、シェード、ブラインド、ロールスクリーンなどは、開けた時も、閉めた時も、室内から見ても、外から見ても、常に美しく見えることが理想です。

特になおざりにしがちなのは外から見た時で、窓の上部にレールが見えたり、閉めた時にフックが見えたりすると、やはり美観を損ねます。これらも寸法を測る際に、ノウハウがないために起こります。

カーテンの専門家にまかせると安心

簡単なご説明ではありますが、「カーテンは寸法が命」ということがご理解いただけたと思います。お客さまがご自身で寸法を測ることも間違いではありませんが、カーテンを美しく見せるノウハウを知り尽くした専門家に依頼するのが安心だと思われます。私どもプラージュではオーダーカーテンのご相談をいただいた場合、必ず現地調査を行い、プロの眼で寸法を採っています。お気軽に声をお掛け下さい。

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